2026.07.17
二日酔いの吐き気・頭痛はいつまで続く?症状別の対処法と病院に行く目安
「頭が痛くて起き上がれない」「胃がムカムカして何も食べられない」——二日酔いの日は、こうした辛い症状にどう向き合えばいいのか分からず、ただじっと耐えているだけという方も多いのではないでしょうか。この記事では、二日酔いの頭痛・吐き気がどれくらいで治まりやすいのか、そして症状ごとにできる対処法をまとめて紹介します。
| 先に結論 二日酔いの頭痛や吐き気は、多くの場合、数時間〜半日ほどで少しずつ落ち着いていきます。症状がいちばん強くなりやすいのは、血液中のアルコールがほぼ抜けた頃です。ただし、飲んだ量が多い日や睡眠が足りない日は、24時間以上続くこともあります。まずは水分補給と安静が基本です。 |
※次の飲み会の前にできることは「二日酔い対策の完全ガイド|飲む前・寝る前・翌朝にできること」にまとめています。
二日酔いの症状はいつまで続く?
二日酔いの症状が続く時間には個人差がありますが、一般的には飲酒量やその日の体調によって数時間から半日程度で徐々に落ち着いていく方が多いとされています。ただし、寝不足や空腹の状態で飲酒した場合や、飲酒量が多かった場合は、症状が長引く傾向があると言われています。
症状がいちばん強くなりやすいのは、血液中のアルコールがほぼ抜けた頃とされています。夜遅くまで飲んだ場合は、ちょうど翌朝の起きる時間帯と重なることが多く、「朝がいちばんつらい」と感じやすいのはこのためです。
「思ったより長く辛い」と感じるときは、無理に活動せず、体を休めることを優先しましょう。
2日目・3日目まで続くときは
多くは1日のうちに落ち着いていきますが、飲んだ量が多かった日や、睡眠が足りなかった日は、24時間以上だるさが残ることもあります。翌々日まで続くときは、次の点を見直してみましょう。
- 水分をこまめにとれているか:一度にたくさんではなく、少しずつ回数を分けて飲みましょう。
- 食事がとれているか:何も食べられない状態が続くと、だるさが抜けにくくなります。消化のよいものを少しずつ。
- 睡眠が足りているか:お酒を飲んだ日は眠りが浅くなりやすく、寝た時間のわりに休めていないことがあります。
- 飲み会が続いていないか:回復する日がとれないまま次の飲み会が来ると、疲れが重なります。忘年会・飲み会が連日続いて疲れるときの体調管理術もあわせてご覧ください。
2日目以降も強い吐き気が続く、水分がとれないといった場合は、この記事の「こんなときは無理せず医療機関へ」を確認してください。
症状別の対処法 早見表
まずは、いまいちばんつらい症状に合わせて、できることから始めましょう。詳しくは、このあとの見出しで症状ごとに解説します。
| 症状 | 主な原因 | まずやること |
|---|---|---|
| 頭痛 | 脱水、血管の拡張 | 水分(経口補水液・スポーツドリンクなど)をとり、静かな場所で横になる |
| 吐き気 胃のむかつき |
胃の粘膜への刺激、アセトアルデヒドなど | 無理に食べず、少量の水分から。横向きで休む |
| だるさ | 睡眠の質の低下、脱水、エネルギー不足 | 眠れるなら追加で眠る。消化のよいものを少しずつ |
| 喉の渇き | アルコールの利尿作用による脱水 | 水と電解質を、少しずつ回数を分けてとる |
頭痛への対処法
二日酔いの頭痛は、飲酒による血管の拡張や、体内の水分不足(脱水)が関係していると考えられています。対処のポイントは次の通りです。
- 水分をしっかり補給する:脱水状態を和らげることが基本です。水だけでなく、経口補水液やスポーツドリンクなど電解質を含む飲み物も選択肢になります。
- 横になって安静にする:無理に動かず、静かな場所で休むことで症状が和らぐ場合があります。
- カフェインの摂り過ぎに注意する:コーヒーなどのカフェインは利尿作用があるため、摂りすぎるとかえって脱水を進めてしまう可能性があります。

吐き気・胃のむかつきへの対処法
吐き気は、アルコールによる胃粘膜への刺激や、代謝の過程で生じる物質が関係していると考えられています。
- 無理に食べない:胃が受け付けない状態で無理に食事を摂ると、さらに負担をかけてしまうことがあります。まずは少量の水分から始めましょう。
- 消化に良いものを少しずつ:おかゆ・うどん・味噌汁・スープ・バナナなど、胃に優しいものを少量から試すのがおすすめです。
- 横向きに休む:吐き気が強いときは、仰向けよりも横向きで休むほうが楽に感じる場合があります。
-
無理に吐こうとしない:指を入れて吐こうとすると、喉や食道を傷つけるおそれがあります。

だるさ・倦怠感への対処法
- 睡眠をしっかりとる:体を回復させる基本は休息です。可能であれば追加で睡眠時間を確保しましょう。
- 軽い栄養補給を意識する:飲酒によって失われがちなビタミン・ミネラルを、消化に負担の少ない形で補うことも一つの方法です。
- 無理に運動しない:
「汗をかいてアルコールを抜こう」という考え方もありますが、脱水状態での運動はかえって体に負担をかける可能性があるため、まずは体調が落ち着いてからにしましょう。
仕事がある日の朝にできること
二日酔いでも仕事は休めない、という朝もあります。家を出るまでに、次のことを意識してみましょう。
- 起きたらまずコップ1〜2杯の水分を:水や経口補水液、スポーツドリンクを、少しずつ飲みます。
- 食べられそうなら軽い朝食を:おにぎり、味噌汁、バナナ、ゼリー飲料など、胃に負担の少ないものを少量から。朝の状態別に食べやすいものは「二日酔いの朝ごはん」で紹介しています。
- 熱いお風呂やサウナは避ける:汗をかくと、さらに脱水が進むことがあります。シャワーはぬるめで短めに。
- 車や自転車の運転はしない:眠って起きたあとでも、体にアルコールが残っていることがあります。飲んだ量と体重から目安の時間を計算できるお酒は何時間で抜ける?も参考にしてください。
- 市販薬を使うときは相談を:胃薬や頭痛薬などを使う場合は、薬剤師や登録販売者に相談し、用法・用量を守りましょう。お酒が残っているときの服用に注意が必要な薬もあります。
こんなときは無理せず医療機関へ
通常の二日酔いの範囲を超えて、以下のような症状がある場合は、自己判断で対処を続けず医療機関に相談することをおすすめします。
- 嘔吐が繰り返し止まらない
- 水分も受け付けないほどの状態が続く
- 意識がもうろうとする、呼びかけに反応が鈍い
- 症状が丸一日以上経っても改善しない
これらは急性アルコール中毒など、二日酔いとは異なる状態の可能性もあるため、注意が必要です。
症状を繰り返さないために
二日酔いのつらさを経験すると、「次はできるだけ避けたい」と感じる方も多いはずです。そのためには、当日の対処だけでなく、飲む前・飲んでいる最中からの備えも重要になってきます。
飲む前・飲んでいる最中・寝る前・翌朝にできることは「二日酔い対策の完全ガイド」に、忘年会シーズンのように飲み会が続くときの過ごし方は「忘年会・飲み会が連日続いて疲れるときの体調管理術」にまとめています。
まとめ
二日酔いの頭痛や吐き気は、水分補給と安静を基本にしながら、症状に応じた対処を行うことで少しずつ和らいでいくと考えられています。ただし症状が重い、または長引く場合は無理をせず医療機関に相談することも大切です。
次の記事では、そもそも二日酔いがなぜ起こるのか、そのメカニズムについて詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
あわせて読みたい:二日酔いはなぜ起こる?原因と仕組み、頭痛・吐き気・寒気など症状別の理由を解説
あわせて読みたい:二日酔い対策サプリはいつ飲む?飲む前・最中・飲んだ後の使い分け
あわせて読みたい:アセトアルデヒドとは?分解にかかる時間と二日酔いとの関係
あわせて読みたい:二日酔い対策の完全ガイド|飲む前・寝る前・翌朝にできること
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参考文献
・National Institute on Alcohol Abuse and Alcoholism(NIAAA)「Hangovers」
・サントリー「アルコールと健康」(アルコールの分解速度)

